みなさまこんにちは。雨天が続き蒸し暑さで体力を奪われてしまいます。日差しがなくとも熱中症になりやすい時期ですので注意してくださいね。
7月13日、14日に徳島県のあわぎんホールにて、第37回日本顎関節症学会学術大会が開催されました。総勢14名での参加となり顎関節症に力を入れている当科として嬉しく思います。
メインシンポジウム【レジェンドからの提言、若者が学会に求める事】では各分野のレジェンドの先生方からこれまでの大御所の先生から顎関節症の歴史をお話いただくとともに、若手(中堅)の先生方から本学会への新しい風という意味で提言をいただきました。
レジェンドと若手側シンポジストの先生方
本シンポジウムでは若手側として当科の廣瀬が『小児(学童期)の顎関節症の早期発見・早期治療』と言う内容で提言をさせていただきました。小児の顎関節症は全く放置されている状態であり、今後取り組むべき課題だと考えています。
最近は学会でも顎関節症と咬合の関係性を再考しようという流れになってきています。シンポジウム『顎関節と咬合を再考する』では、当科の谷本が発表を行いました。
「咬合を再考する」
顎関節学会には若手部会という会が存在します。これは学会で活躍する若手~中堅の先生方(主に受賞者)からなる団体で、学会を若手から盛り上げる意味で作られました。2024.7からは当科の廣瀬が部会長として2年間担当いたします。若手部会では毎年シンポジウムの枠を頂いていますので、研究や新しい取り組みなど、若手ならではの催しを行っています。
若手部会シンポジウムの様子
ポスター部門では、伊藤、壷井、久保、仲里先生が発表を行いました。全国の先生から今後の研究の参考となる有意義な意見を沢山頂戴し、今後の研究の強いモチベーションとなりました。ありがとうございました。
こちら伊藤先生の発表は、学会の最優秀発表賞である「石橋賞」を受賞しました✨
学会の後には普段から多くのご支援を頂いている矯正歯科OBの先生方と交歓ができました。
当科は顎関節症の臨床と研究に力を入れています。今後も引き続き頑張っていきます。
上半期の学会シーズンはこれにて落ち着きますので、次回からは広島大学矯正歯科の日常をお伝えしたいと思います。秋には日本矯正歯科学会の学術大会がありますので、学会参加報告もまた楽しみに待っていてください✨
HP担当