2024年5月14日火曜日

デジタル歯科学会 in 長崎

5月11日12日に長崎にて開催された日本デジタル歯科学会第15回大会に、伊藤、吉見が参加しました。

当科では、口腔健康科医療システム工学講座の先生方と『人工知能による矯正歯科診断補助法の開発』と題して共同研究を行っています。今回はポスターにてその成果発表を行いました。




デジタル歯科学会は、口腔内スキャナ―や3Dプリンターの研究発表が多いのですが、ここ数年AIを用いた研究も多くみられるようになってきました。今回の学会テーマも「AIによる歯科医療-ディープラーニングの活用-」ということで、まさに我らが行っているテーマそのものでした。世の中には様々なAIが溢れてきていますが、歯科医療においてもまだまだ活用の余地があると考えています。未来の当たり前に近づけるようにこれからも頑張って研究を続けたいと思います。


また、触覚伝送システムを利用した歯科技術教育への応用について、今後の多施設共同研究に向けて研修を受けてきました。触覚伝送とは、手指感覚を伝えることができるという新しい技術です。矯正歯科の分野では、ワイヤーを曲げる力の強弱の違いなどに応用できそうです。システム一式を大学に貸与いただいたので、今後の教育に活用したいと思います。