広島大学歯科矯正学講座は令和5年度入局者(大学院生)を募集しています。
令和5年度の広島大学大学入局者(大学院生)の募集についてお知らせします。
コロナの影響なのか、全体的に大学院希望者が少ないように感じられます。もしくはまだ迷っておられる方がいるのでしょうか。明日に不安を持つからこそ開業医さんで早く臨床をしないといけないという思考になっているのかもしれません。
しかしよく考えてみてください。大学院生活はあなた方の歯科医師人生の中で本当に短い期間となります。しかし、多くの大学院生を卒業させてきてた我々教員は、その短い大学院生活で学んだことが非常に大きいことを知っています。
大学院経験のドクターと未経験のドクターでは、歯科医師としてのマインド、治療への対処の方法、全てが異なってきます。少し話せばそのドクターが大学院を卒業しているかわかってしまうくらいに大きな影響を与えるものです。
当科の大学院がどのようなところなのか、どんなことが学べるのか紹介していきます。
われわれ広島大学歯科矯正学講座では、以下を2本柱とした丁寧な指導プログラムを用意し、若手歯科医師の成長をサポートしています。
①研究教育を通じてサイエンスを理解し、それを正しく矯正歯科臨床に還元する思考力を養う(大学院教育)。
②矯正歯科医として必要な知識、技術、人格形成を指導する(認定医取得コース)。
歯科医療を行うにあたって、対処が困難な状況には、いくつになっても常に遭遇するものです。それに対し医療者は正しい情報源を根拠とし、自分で思考し対処せねばなりません。自分で考えるというプロセスは簡単なようで非常に難しいものです。当科ではその教育を行っています。人格面と治療技術の両方を備えた歯科医師を育てることを目標としています。その中で学位、認定医および専門医の取得を目指していただきます。
近年口蓋裂センターも開設され、先天疾患を有する患者さんの来院も増えています。その他顎関節症は当科が得意とする分野になりますし、睡眠時無呼吸症候群への治療も睡眠センターと連携して行っています。このようにあらゆるタイプの患者さんが集まってきます。
また一方で新患さんの症例検討会を毎週行うなど、しっかりと治療の質も保たれています。患者はチーム単位で管理し、多くの患者さんに対して安心して問題なく治療は進行しています。
感染対策においても、患者さんとドクター両面の安全を考えた対策を日々講じ、医局員の感染対策教育と練習も継続して行っています。感染対策を学ぶことも大学のメリットではないでしょうか。
最後に・・・
もしかしたら、金銭面での心配をされている方がいるかもしれません。大学院生とはいえ、実際に患者さんを診ていただきますし、その労働行為に対してはクリニカルスタッフやリサーチアシスタントとして、大学からの金銭的バックアップがあります。その他協力施設へのお手伝いとして働き生活費を工面することもできます。当科には出産や留学などを経験された先生方も多くおられます。できるだけ個々の方の人生設計に合わせた学習プランを相談しています。
もし大学院入学に興味ございましたら、質問や相談、見学の希望など以下担当までご連絡ください。やる気のある歯科医師の皆様からの連絡をお待ちしています☺
矯正歯科 診療准教授/外来医長 廣瀬尚人
↓入局希望またご相談はこちらまで。お気軽にお問合せください。
〒734-8553 広島市南区霞 1-2-3(歯学部C棟4階)
広島大学大学院 医系科学研究科 歯科矯正学
医局長 國松 亮
email: ryoukunimatu@hiroshima-u.ac.jp