2023年4月4日火曜日

広島大学歯科矯正学講座は令和6年度入局者(大学院生)を募集しています

 

令和6年度の広島大学大学入局者(大学院生)の募集についてお知らせします。

コロナも少しずつ収まりを見せ、大学にも以前の環境が戻りつつあります。暗い雰囲気も一新されつつあるこの今こそ、矯正歯科医としての一歩を踏み出してみませんか。

長い学生時代を終え、早く働いて稼ぎたい気持ちでいっぱいでしょう。しかし歯科医師人生は長いです。その初めの数年は、これからのキャリアの土台となるとても大切な時期です。ここで地盤を固めた歯科医師はその後もとても強いものです。自分の心の中に確固たる自信と経験を蓄えた歯科医師は荒波にも負けることはありません。大学院は歯科医師キャリアの基礎が詰まった世界なのです。


大学院の特徴

われわれ広島大学歯科矯正学講座では、以下を2本柱とした丁寧な指導プログラムを用意し、若手歯科医師の成長をサポートしています。

①研究教育を通じて、自分で考える力を養う(大学院教育)

②矯正歯科医として必要な知識、技術、人格形成を指導する(認定医取得コース)

歯科医療を行うにあたって、対処が困難な状況は、いくつになっても遭遇するものです。医療者は正しい情報源を根拠とし、さらにそこから自分で思考し発展させ対処せねばなりません。この「自分で考えるというプロセス」は簡単なようで非常に難しいものです。当科では大学院での研究を通じ、その『考える力』を育てるお手伝いをしています。また、人格面と治療技術の両方を備えた歯科医師を育てることを目標としています。その上で学位、認定医および専門医の取得を目指すコースとなります。


その他当科の特徴

・口蓋裂センター

・顎関節症診療チーム

・睡眠時無呼吸症候群外来

・MFT外来

・顎変形症への様々な治療(手術)体系


近年、口蓋裂センターも開設され、先天疾患を有する患者さんの来院も増えています。その他顎関節症は当科が得意とする分野になりますし、睡眠時無呼吸症候群への治療も睡眠センターと連携して行っています。このようにあらゆるタイプの患者さんが集まってきています。

このように最新の治療を提供するとともに、若手歯科医師の教育も同時に行われています。毎週の症例検討会に加え、新人教育を始めとする教育コースを用意しています。

感染対策においても、患者さんとドクター両面の安全を考えた対策を日々講じ、医局員の感染対策教育と練習も継続して行っています。感染対策を学ぶことも大学のメリットではないでしょうか。


最後に・・・

もしかしたら、金銭面の心配をされている方がいるかもしれません。大学院生とはいえ、実際に患者さんを診ていただきますし、その労働行為に対してはクリニカルスタッフやリサーチアシスタントとして、大学からの金銭的支援もあります。その他協力施設で外勤することで、生活費を工面することもできます。

また当科には出産や留学などを経験された先生方も多くおられます。お子さんがいるお母さんドクターもたくさんいます。入ってくる学年や年齢もさまざまです(20代から50代まで)。一般歯科からの学び直しの方もいます。個々の人生設計に合わせて学業や勤務体系を相談できる環境です。

もちろん研究と臨床を同時に進めるカリキュラムは楽ではありません。歯科および歯科矯正学への熱意を持つものを希望いたします。一方でこれまで述べたように、頑張る方々には教室員みなでバックアップいたします。

もし大学院入学に興味ございましたら、質問や相談、見学の希望など以下の担当までご連絡ください。


               矯正歯科 診療准教授/外来医長 廣瀬尚人


質問や相談、見学の希望など何でもお気軽にお問い合わせください。

募集要項

試験日程日程については後日、連絡します。
試験様式年度により異なりますので、お問い合わせ下さい。
選考基準研究マインドを持ち、協調性と向上心を持ち合わせた人材を募集しています。
連絡先〒734-8553 広島市南区霞 1-2-3(歯学部C棟4階)
広島大学大学院 医系科学研究科 歯科矯正学
医局長 國松 亮 
email:ryoukunimatu@hiroshima-u.ac.jp